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三十三
「確かに、浅草まで演劇を観に行かれてますね」
まずはここから話を始めた菖蒲殿。
これにお米おばあさん、強気の姿勢で
「端からそう申しておりますじゃ」
「でも、他の三人さんは七つ(四時)には戻っておられますが? おたくは確か七つ半(五時)でした……よね?」
これに続けて蕾
「米だけにい!」
慌てて制す同心
「こ、こら、口を挟むでない!」
そして相手が
「ああ、その辺をぶらりとね。でな、何度も言いますが……実の息子ですぞ」
「確かに、浅草まで演劇を観に行かれてますね」
まずはここから話を始めた菖蒲殿。
これにお米おばあさん、強気の姿勢で
「端からそう申しておりますじゃ」
「でも、他の三人さんは七つ(四時)には戻っておられますが? おたくは確か七つ半(五時)でした……よね?」
これに続けて蕾
「米だけにい!」
慌てて制す同心
「こ、こら、口を挟むでない!」
そして相手が
「ああ、その辺をぶらりとね。でな、何度も言いますが……実の息子ですぞ」
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