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十四

「ええ、ええ。もう行列ができておりまして」


「そうでっか! いや一度食べてみたいと」


 これに相手が


「よろしければ、こいつを召し上がってくださいな」


「お! ホンマですかいな! ほな、遠慮なく」

 すぐにそれを頬張った破近


「うお! メッチャ旨いし!」


「そちらの皆様もどうぞ」


「そうですかい、では遠慮なく。ほら、おまえらも」


 そしてこの親分も喜助も、それに蕾まで


「旨い!」

「こら、いけるなあ!」

「頬っぺた落ちちゃいますう!」


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