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四十四
そこに、デルクが口を挟んでき
「実は、音は聞こえたんだよ。でも波が船体に当たったもんくらいだろう、こう思って放っておいたんだ」
「放っておいたって。あのな、もう少しで死ぬとこでしたんやで!」
怒る破近に、頭を下げる船長さん
「いやあ、ホントすまんかった! アハハ、まさか人が落ちたとは夢にも思わなんかったんでな!」
「アハハて……ま、ええですわ」
気を取り直して先へ進む破近、次にコック長へ
「で、ニコラスはんは?」
そこに、デルクが口を挟んでき
「実は、音は聞こえたんだよ。でも波が船体に当たったもんくらいだろう、こう思って放っておいたんだ」
「放っておいたって。あのな、もう少しで死ぬとこでしたんやで!」
怒る破近に、頭を下げる船長さん
「いやあ、ホントすまんかった! アハハ、まさか人が落ちたとは夢にも思わなんかったんでな!」
「アハハて……ま、ええですわ」
気を取り直して先へ進む破近、次にコック長へ
「で、ニコラスはんは?」
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