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十三
だがこの時、桜殿が立ち上がったのだが――破近、相変わらずの思案中で
「お、おい、おぬし! 立ってるのが見えぬか?」
「え?」
思わず、その方に目をやった破近
「立っても変わらへんから、気いつきまへんでしたわ……二頭身はん」
「に、二頭身だと? せめて三頭身くらいは言えよ!」
「はいな。で、何でっか?」
これに
「わしが村へ参ろう」
「そら助かりますわ。ほな、三頭身はんが、獄門班の……」
「こら! 他の言い方があるだろが!」
だがこの時、桜殿が立ち上がったのだが――破近、相変わらずの思案中で
「お、おい、おぬし! 立ってるのが見えぬか?」
「え?」
思わず、その方に目をやった破近
「立っても変わらへんから、気いつきまへんでしたわ……二頭身はん」
「に、二頭身だと? せめて三頭身くらいは言えよ!」
「はいな。で、何でっか?」
これに
「わしが村へ参ろう」
「そら助かりますわ。ほな、三頭身はんが、獄門班の……」
「こら! 他の言い方があるだろが!」
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