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 これに、すぐさま目を押さえた破近


「め、目ん玉が落ちそうや!」


 やがて、それも落ち着いた模様で


「はあはあ、ビックラこいたわ」


「大丈夫ですか?」


「ん? そや! 自分がおかしな事言うさかい!」


 だが、やはり相手はのん気に


「でも、真の事ですから」


「真って?」

 ここで腕を組んだ破近、やがて出してきた答えは


「菖蒲のとこやろ?」


「当たりです」


「また性懲りもなく公募したんやな? あの阿呆」


「はい。瓦版で見て、応募しましたが」


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