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四十
「ええ、まあ細々(こまごま)と」
そこに茶を持ってきたお民とお啓
「では、どうぞ」
「あ、おおきに!」
例を述べながら破近、その青き目で部屋中を見回し
「あ、おあつらえやから、この上にでも座らせてもらいますわな……喜助も、そうし!」
二人が座ったものは――例の柳行李。
「あっ!」
「どないしましたん?」
これに慌ててかぶりを振る金持さん
「いえ、何も」
そして茶をすすった男、思わず
「こら旨いわ! さすが二人してこしらえた茶でんな!」
「ええ、まあ細々(こまごま)と」
そこに茶を持ってきたお民とお啓
「では、どうぞ」
「あ、おおきに!」
例を述べながら破近、その青き目で部屋中を見回し
「あ、おあつらえやから、この上にでも座らせてもらいますわな……喜助も、そうし!」
二人が座ったものは――例の柳行李。
「あっ!」
「どないしましたん?」
これに慌ててかぶりを振る金持さん
「いえ、何も」
そして茶をすすった男、思わず
「こら旨いわ! さすが二人してこしらえた茶でんな!」
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