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 さらに姐さん、満面笑顔で


「まるで、かつての冷奴さんを見てるようですよね!」


――だがこれには、何ら相槌が聞こえてこない。


「ん?」

 隣を見たその目に映るは、他と一緒になって必死に声援している男。これに、つい姐さん、怒りまかせに


「ここだけ素通りですかいっ! ぱこん!」



「思いっくそ頭叩かんでもよろしいでっしゃろ?」


 芝居を見終え、小屋から出てきたお二人さんだが


「フン! わたしゃここで失礼しますよ……この唐変木!」


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