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五
さらに姐さん、満面笑顔で
「まるで、かつての冷奴さんを見てるようですよね!」
――だがこれには、何ら相槌が聞こえてこない。
「ん?」
隣を見たその目に映るは、他と一緒になって必死に声援している男。これに、つい姐さん、怒りまかせに
「ここだけ素通りですかいっ! ぱこん!」
「思いっくそ頭叩かんでもよろしいでっしゃろ?」
芝居を見終え、小屋から出てきたお二人さんだが
「フン! わたしゃここで失礼しますよ……この唐変木!」
さらに姐さん、満面笑顔で
「まるで、かつての冷奴さんを見てるようですよね!」
――だがこれには、何ら相槌が聞こえてこない。
「ん?」
隣を見たその目に映るは、他と一緒になって必死に声援している男。これに、つい姐さん、怒りまかせに
「ここだけ素通りですかいっ! ぱこん!」
「思いっくそ頭叩かんでもよろしいでっしゃろ?」
芝居を見終え、小屋から出てきたお二人さんだが
「フン! わたしゃここで失礼しますよ……この唐変木!」
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