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四十八
「それはそうと……南町の吟味方で、鈴木嘉門様ってご存知でしょう?」
「ん? そら鈴木左近だな」
にしたって、本当に食えんヤツだったな。
それで他は――あの小心者に、人の良さ気な兄ちゃんか。
しかしあの高宮屋、いかにも口が重そうだが。
「失礼します。井尻にてございます」
早速、部屋を訪れたところ
「な、何です?」
やがて中から顔を見せた高宮屋、やはり迷惑そうだ。
「あ、いえね。昨日到着組が疑われてるんで、少々お話をと」
「それはそうと……南町の吟味方で、鈴木嘉門様ってご存知でしょう?」
「ん? そら鈴木左近だな」
にしたって、本当に食えんヤツだったな。
それで他は――あの小心者に、人の良さ気な兄ちゃんか。
しかしあの高宮屋、いかにも口が重そうだが。
「失礼します。井尻にてございます」
早速、部屋を訪れたところ
「な、何です?」
やがて中から顔を見せた高宮屋、やはり迷惑そうだ。
「あ、いえね。昨日到着組が疑われてるんで、少々お話をと」
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