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二十九

「何かありましたかな?」


 突然背後より声をかけられ、危うく腰が抜けそうになった。


「え? ああ、平尾屋さん。と、特には何も」



 その後に何食わぬ顔で屋敷へと戻ってきたんだが、実際のところ仏同様に生きた心地がしなかった。


「どこにもおられませんね」


 首を傾げている大野屋。それに平尾の狸も


「どこに行ったんだろう?」


 すでに、喋る者は決まっている。


「あんたの言うとおり、誤って崖から落ちなすったんでは?」


と、これは狐だ。


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