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十八
その後――時間はかかってしまったが、ようやく岸壁から仏を海に放り込んだ俺。
でかい石をくくりつけたので、すぐには沈んでいったが――よもや、てめえ自身の命と引き換えるとは
「どこまでしぶといヤツなんだ!」
再び、ヤツの部屋に戻ったが、早まったのは事実。
元々は心の臓を一突きにするつもりだったのが、つい父の名が出て、喉を掻き切ってしまったのには大いに悔やんでいる。それは――血塗られた布団をどう始末するか、だ。
その後――時間はかかってしまったが、ようやく岸壁から仏を海に放り込んだ俺。
でかい石をくくりつけたので、すぐには沈んでいったが――よもや、てめえ自身の命と引き換えるとは
「どこまでしぶといヤツなんだ!」
再び、ヤツの部屋に戻ったが、早まったのは事実。
元々は心の臓を一突きにするつもりだったのが、つい父の名が出て、喉を掻き切ってしまったのには大いに悔やんでいる。それは――血塗られた布団をどう始末するか、だ。
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