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五十八 完
役人に連れられて行った小僧らの背を、感慨深そうに見ている破近に
「あの時、刑の恐ろしさを説いたのが正解でしたね?」
鼻高々の明智様だったが
「何言うてんねん! 幼き心を傷つけんように、話を持っていってたとこを!」
これに菊やんも頷き
「いくら何でも、あれは言いすぎです」
よもやの答えに坊主さん
「え」
「ほな菊やん、いこか? ほれ、坊主はんもこんなとこで固まってんと」
そして破近、声を荒げ
「帰って屁でもこいて寝とき!」
役人に連れられて行った小僧らの背を、感慨深そうに見ている破近に
「あの時、刑の恐ろしさを説いたのが正解でしたね?」
鼻高々の明智様だったが
「何言うてんねん! 幼き心を傷つけんように、話を持っていってたとこを!」
これに菊やんも頷き
「いくら何でも、あれは言いすぎです」
よもやの答えに坊主さん
「え」
「ほな菊やん、いこか? ほれ、坊主はんもこんなとこで固まってんと」
そして破近、声を荒げ
「帰って屁でもこいて寝とき!」
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