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十八
「ですが、実際にお姿が見えないもので」
あくまでも冷静に言い張るハンス嬢。
「そ、そりゃそうだが。しかし……」
この木俣様の声を遮った蕾、顔面蒼白で
「ま、まさか、ご主人様も!」
これには、木俣様も目を見開き
「青き目が、賊にやられたとでも?」
「わ、私、海を見てきますう!」
そして――大凧に乗って、上空より目を皿にして海面を見ている蕾。
暗闇の中ではあるが、そこはくの一だ。やがて
「ああ! あそこに浮かんでますう!」
「ですが、実際にお姿が見えないもので」
あくまでも冷静に言い張るハンス嬢。
「そ、そりゃそうだが。しかし……」
この木俣様の声を遮った蕾、顔面蒼白で
「ま、まさか、ご主人様も!」
これには、木俣様も目を見開き
「青き目が、賊にやられたとでも?」
「わ、私、海を見てきますう!」
そして――大凧に乗って、上空より目を皿にして海面を見ている蕾。
暗闇の中ではあるが、そこはくの一だ。やがて
「ああ! あそこに浮かんでますう!」
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