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四十七
立て続けに言葉を並べられ、何も言えずにいる水鏡。
だが破近、何故かこの時、残りの幼き小僧に向かって
「まだ名を聞いてなかったですわな?」
いきなり尋ねられた四番目の少年
「え、円如です。十一です」
「そっか、どうりで幼く見えるはずや。でな?」
「あ、はい」
「キミって、住職様の事を好きかな?」
これまたいきなりの、かつ標準語の問いに
「も、もちろんです」
「だったらね。今、住職様がどんな状態なんか凄く気になるよね?」
立て続けに言葉を並べられ、何も言えずにいる水鏡。
だが破近、何故かこの時、残りの幼き小僧に向かって
「まだ名を聞いてなかったですわな?」
いきなり尋ねられた四番目の少年
「え、円如です。十一です」
「そっか、どうりで幼く見えるはずや。でな?」
「あ、はい」
「キミって、住職様の事を好きかな?」
これまたいきなりの、かつ標準語の問いに
「も、もちろんです」
「だったらね。今、住職様がどんな状態なんか凄く気になるよね?」
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