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四十二
「そ、そこですか?」
庫裏より現場の僧堂へと向かってる、一つの足跡。
「ここな、住職はんのと思われる足跡がついてますわな?」
「そ、そうですが」
これに破近、努めて明るく
「はいな……ほな、何で他の足跡があらしまへんのやろ?」
答えが明らかなるこの問い。それだけに相手の真意をはかりかねている少年。
そんな彼に、さらに優しく
「良宝はん。何で他のが残ってないんでっしゃろ?」
「そ、それは……」
生唾を飲み込む音がした。
「そ、そこですか?」
庫裏より現場の僧堂へと向かってる、一つの足跡。
「ここな、住職はんのと思われる足跡がついてますわな?」
「そ、そうですが」
これに破近、努めて明るく
「はいな……ほな、何で他の足跡があらしまへんのやろ?」
答えが明らかなるこの問い。それだけに相手の真意をはかりかねている少年。
そんな彼に、さらに優しく
「良宝はん。何で他のが残ってないんでっしゃろ?」
「そ、それは……」
生唾を飲み込む音がした。
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