1722/3502
四十
ここで破近、ブツブツと
「あいつ、来んでもええ時に限って来よるし、こなアカン時には来んし」
だがこの時、戸が激しく叩かれ
「お、遅くなりやした、旦那!」
「ようやくかいな……ほな入れや」
そして姿を現したのは――喜助
「昨晩の雪って、宵の五つ(午後八時)にはすっかりやんだみたいですよ」
「そっか。ほんなら、この人らの陳述は間違いあらへんっちゅう事や」
だが何の事だかわからぬ喜助、唖然としていると
「ほな、おまえは帰ってええで」
ここで破近、ブツブツと
「あいつ、来んでもええ時に限って来よるし、こなアカン時には来んし」
だがこの時、戸が激しく叩かれ
「お、遅くなりやした、旦那!」
「ようやくかいな……ほな入れや」
そして姿を現したのは――喜助
「昨晩の雪って、宵の五つ(午後八時)にはすっかりやんだみたいですよ」
「そっか。ほんなら、この人らの陳述は間違いあらへんっちゅう事や」
だが何の事だかわからぬ喜助、唖然としていると
「ほな、おまえは帰ってええで」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。