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三十九
「名は慈源で、十六でございます」
この少年、先の水鏡ほどでもないが、それでもやはり落ち着いてる。
そこに破近が
「やっぱ、将来はお坊さんになるんですわな?」
「はい。そのつもりで日々勉学に励んでおります」
「ええこっちゃ!」
声を上げた破近だが、相手の守備が堅いと見たか、早くも隣の少年に目を移し
「ほな、お次や」
「あ、はい。りょ、良宝と申します」
これに青き目が光る。
「おいくつ?」
「え、ええ……十五になりますが」
「名は慈源で、十六でございます」
この少年、先の水鏡ほどでもないが、それでもやはり落ち着いてる。
そこに破近が
「やっぱ、将来はお坊さんになるんですわな?」
「はい。そのつもりで日々勉学に励んでおります」
「ええこっちゃ!」
声を上げた破近だが、相手の守備が堅いと見たか、早くも隣の少年に目を移し
「ほな、お次や」
「あ、はい。りょ、良宝と申します」
これに青き目が光る。
「おいくつ?」
「え、ええ……十五になりますが」
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