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三十三
「これが住職が残したと思われる足跡や」
最初の足跡を指でさす吟味方
「その隣が、さっきわい一人でつけたやっちゃ」
そして最後に
「で、こいつは今つけたやっちゃ……で、どない映る?」
これに、まず明智様が
「どうって? 住職のと今つけたのが深くて、鈴木さん一人のは浅いかなって」
だが一方の若者はと言うと、その目を見開いたまま
「こ、これも科学なる代物ですか……この私め、驚くほかございませぬ」
「な? これで明らかやろ?」
「これが住職が残したと思われる足跡や」
最初の足跡を指でさす吟味方
「その隣が、さっきわい一人でつけたやっちゃ」
そして最後に
「で、こいつは今つけたやっちゃ……で、どない映る?」
これに、まず明智様が
「どうって? 住職のと今つけたのが深くて、鈴木さん一人のは浅いかなって」
だが一方の若者はと言うと、その目を見開いたまま
「こ、これも科学なる代物ですか……この私め、驚くほかございませぬ」
「な? これで明らかやろ?」
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