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十九
「確かにそやな」
頭を掻きながら言ってくる吟味方に、立ち直った明智さんまでもが
「んがから、もぐむっですで……」
「何言うてるんかわかりまへんがな。その手拭、口からはずしなはれ」
「あら、忘れてました」
そして、口に当ててた手拭を取った坊主はん
「でね? 閂は掛けられてるは、遺書は残ってるは……常々、鈴木さんの言ってる『かがく』にピッタリですよね?」
これを受けた破近、別に悪びれもせず
「お? ええ事言いますやん!」
「確かにそやな」
頭を掻きながら言ってくる吟味方に、立ち直った明智さんまでもが
「んがから、もぐむっですで……」
「何言うてるんかわかりまへんがな。その手拭、口からはずしなはれ」
「あら、忘れてました」
そして、口に当ててた手拭を取った坊主はん
「でね? 閂は掛けられてるは、遺書は残ってるは……常々、鈴木さんの言ってる『かがく』にピッタリですよね?」
これを受けた破近、別に悪びれもせず
「お? ええ事言いますやん!」
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