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十四
「あー気持ち悪う」
一方の破近。実は部屋を抜け出し、甲板で夜風に当たっていた。
「んもう、そやから嫌っちゅうたんや。ホンマ、あの木俣のオッサンめが!」
吐いてる台詞は威勢がいいが、その顔は青白いままである。
そしてデッキにもたれながら、ふと夜空を見上げ
「秋は、星も寂しいもんやわなあ」
この時だった。いきなり、背後より両足を抱えられた破近
「なな、何やねん?」
――そして、そのまま海の中へと放り出されてしまった。
「あー気持ち悪う」
一方の破近。実は部屋を抜け出し、甲板で夜風に当たっていた。
「んもう、そやから嫌っちゅうたんや。ホンマ、あの木俣のオッサンめが!」
吐いてる台詞は威勢がいいが、その顔は青白いままである。
そしてデッキにもたれながら、ふと夜空を見上げ
「秋は、星も寂しいもんやわなあ」
この時だった。いきなり、背後より両足を抱えられた破近
「なな、何やねん?」
――そして、そのまま海の中へと放り出されてしまった。
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