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十六
「メッチャ重たいやん! ようこんな重いもん、蹴り倒したもんやわ」
寒さの中にもかかわらず、額に汗まで見せている破近。そして、向かい側の菊やんも
「あ、上がりませんね」
その時、穴の外から顔だけ出してきた――
「何されてるんです?」
「お、ちょうどええとこに来ましたやん。ほな、坊主はんも手伝ってや」
これに明智さん
「ここでそう呼ぶのやめてくれません? 紛らわしいでしょが」
だが
「ブツブツ言わんと、早よ手伝いなはれ!」
「メッチャ重たいやん! ようこんな重いもん、蹴り倒したもんやわ」
寒さの中にもかかわらず、額に汗まで見せている破近。そして、向かい側の菊やんも
「あ、上がりませんね」
その時、穴の外から顔だけ出してきた――
「何されてるんです?」
「お、ちょうどええとこに来ましたやん。ほな、坊主はんも手伝ってや」
これに明智さん
「ここでそう呼ぶのやめてくれません? 紛らわしいでしょが」
だが
「ブツブツ言わんと、早よ手伝いなはれ!」
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