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十五

「まるで侍やな?」

 こう首をすくめた破近、そしてその目に傍らの卓上の半紙が入ってきた。


「『遺憾千万』ってか」


 ようやく落ち着きを取り戻した菊やん、脇からそれを見て


「いかん……せんばん」


「メッチャ悔しい、っちゅう事かいな」


 これに頷きながら若同心


「臨終の言葉をしたためたものでしょうか?」


「いかにも、やな……ほな、菊やん?」

 破近、入ってきたばかりの穴に目をやり


「お次は、あそこに横たわってる扉でも起こそか?」


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