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 やがて


「ご主人様、大丈夫ですかあ?」


 破近、いまだに手すりを持ってうずくまったままだ。


「ん? あ、蕾かいな」


 その上げた顔を見た蕾


「か、顔が目の色と一緒ですう!」



 そして、蕾に連れられ下りてきた破近


「き、気持ち悪う」


「ご主人様の部屋はここですう」


 それを見かけたナイマン氏


「大丈夫ですか? 薬でも持ってきますね」


「お、おおきに」


 この時


「おお、顔まで青くなっとるわ!」


 そんな戯言を言う木俣様に


「あ、あんたのせいや」


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