1658/3502
二十一
這いながら中へと入ってきた緑丸
「は、吐きそうでつ」
これに
「お、緑丸じゃないか!」
「今も心配してたところですよ!」
緑丸、この二人の先輩をギロリと睨み
「僕を置いていったでつ。もう、お江戸に戻るでつ」
そう言い残し、再び這ったまま外へと出て行ってしまった。
これを見た二人、顔を見合わせ
「おい、金太丸。ハットリ様にちくられるぞ」
「ですね、蜘蛛助さん。何しろ秘蔵っ子ですからね」
「仕方ないな」
「なだめましょうか」
這いながら中へと入ってきた緑丸
「は、吐きそうでつ」
これに
「お、緑丸じゃないか!」
「今も心配してたところですよ!」
緑丸、この二人の先輩をギロリと睨み
「僕を置いていったでつ。もう、お江戸に戻るでつ」
そう言い残し、再び這ったまま外へと出て行ってしまった。
これを見た二人、顔を見合わせ
「おい、金太丸。ハットリ様にちくられるぞ」
「ですね、蜘蛛助さん。何しろ秘蔵っ子ですからね」
「仕方ないな」
「なだめましょうか」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。