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十六
この号令に、寺の中から続々と現れてきた町人たち。
まるで――
「あ、蟻かい?」
だが、彼らには手を出したくない蜘蛛助
「じゃあ、おさらばするぜ……伊賀忍法 蜘蛛の糸!」
そして、すぐさま天より下りてきた一本の糸につかまり
「またな!」
それを下から見上げる緑丸
「自分だけって……案外でつね」
そして続けて
「では私めも。伊賀忍法 金のくちばし!」
あっという間にひょうきんな鳥と化した金太丸、空高く舞い上がり
「さようなら~」
この号令に、寺の中から続々と現れてきた町人たち。
まるで――
「あ、蟻かい?」
だが、彼らには手を出したくない蜘蛛助
「じゃあ、おさらばするぜ……伊賀忍法 蜘蛛の糸!」
そして、すぐさま天より下りてきた一本の糸につかまり
「またな!」
それを下から見上げる緑丸
「自分だけって……案外でつね」
そして続けて
「では私めも。伊賀忍法 金のくちばし!」
あっという間にひょうきんな鳥と化した金太丸、空高く舞い上がり
「さようなら~」
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