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十三

 翌朝早々。庄屋の様子が伺える、近くの家の屋根に上がっている三人


「おい、あの荷車に何か乗ってるぞ?」


 この蜘蛛助の言うように、確かに庄屋から少し離れた場所にそれが見える。


「ああ! あれって、眼多坊先輩でつ!」


「ええ?」

 これに驚いた金太丸も


「ほ、本当! 荷車からはみ出してますし!」


「敵さんも味な真似を。こうやって見せしめにするとはな」


 これに緑丸


「僕思うにでつね。運んでる途中で、あまりの重さに根を上げたかと」


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