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九十 完
「ホンマ、けったいな事件やったな?」
ここは破近宅、そしていつもの連中
「確かにですな」
この親分の言葉に続き、喜助も
「鬼の仕業なんて、とんでもない事を」
いつもの如くこれを素通りしたご主人、少年に顔を向け
「後味悪いかもしれへんが、そない気にせんでええ」
「は、はいでつ」
そこに能天気な娘が
「そそ! つべこべぬかすな、ですう!」
と明るく叫ぶも、何故か首を傾げ
「ところでえ、肝心な酒呑童子はどこに行ったんですう?」
「ホンマ、けったいな事件やったな?」
ここは破近宅、そしていつもの連中
「確かにですな」
この親分の言葉に続き、喜助も
「鬼の仕業なんて、とんでもない事を」
いつもの如くこれを素通りしたご主人、少年に顔を向け
「後味悪いかもしれへんが、そない気にせんでええ」
「は、はいでつ」
そこに能天気な娘が
「そそ! つべこべぬかすな、ですう!」
と明るく叫ぶも、何故か首を傾げ
「ところでえ、肝心な酒呑童子はどこに行ったんですう?」
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