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七十一
そして翌日、破近の前に座っているのは木俣様
「八丈島より戻った男は刈谷又兵衛なる軍事家で、この幕府に逆らった政治犯だ」
「さいでっか。で、そいつって赦免でしたん?」
「うむ。だがな」
お奉行、先を続け
「まだ報は戻ってはおらんが、残りの二名もたまたま赦免されたとは考えにくい」
「ま、二人は島から脱走したんでんな」
「と思うわ。しかしのう、青き目?」
木俣様、相手に顔を寄せ
「三人は、どこに向かっておったんじゃろ?」
そして翌日、破近の前に座っているのは木俣様
「八丈島より戻った男は刈谷又兵衛なる軍事家で、この幕府に逆らった政治犯だ」
「さいでっか。で、そいつって赦免でしたん?」
「うむ。だがな」
お奉行、先を続け
「まだ報は戻ってはおらんが、残りの二名もたまたま赦免されたとは考えにくい」
「ま、二人は島から脱走したんでんな」
「と思うわ。しかしのう、青き目?」
木俣様、相手に顔を寄せ
「三人は、どこに向かっておったんじゃろ?」
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