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六十
「ええ、その通りで……しかしですな旦那、残る伊豆というのが」
これに破近、皆を見回し
「そこでや。最初の仏がな、茶店の主に吐いた言葉やけんど」
ここで顔を見合わせる四名だが
「確かこんなんやったわ……『お江戸がここまで寒いとは』、やな」
だが、これには甲斐出身の同心が
「伊豆と江戸では、そこまで温度の差があるとは思えませんが?」
「そやねん」
破近、一応は頷いてみせるも
「でもな、伊豆っちゅうても結構広いもんやで」
「ええ、その通りで……しかしですな旦那、残る伊豆というのが」
これに破近、皆を見回し
「そこでや。最初の仏がな、茶店の主に吐いた言葉やけんど」
ここで顔を見合わせる四名だが
「確かこんなんやったわ……『お江戸がここまで寒いとは』、やな」
だが、これには甲斐出身の同心が
「伊豆と江戸では、そこまで温度の差があるとは思えませんが?」
「そやねん」
破近、一応は頷いてみせるも
「でもな、伊豆っちゅうても結構広いもんやで」
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