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五十三
「あ、ご主人様! こっちこっち!」
遠くより手招く蕾。そして隣には、すでに緑丸の姿も見える。
そこに、ようやく辿り着いた破近
「あれな、どう見ても花火やろ」
「えー? ちゃんとした狼煙、それも三号ですう」
こんなとぼけたくの一に破近、眉を潜め
「見てみ! 周囲に人だかりができてるやろ!」
これに周りに目をやった蕾
「こんなに大勢が見学ですかあ?」
「やろ?」
「じゃあ……」
それこそ真剣なる眼差しで
「一人十文もらいますう!」
「あ、ご主人様! こっちこっち!」
遠くより手招く蕾。そして隣には、すでに緑丸の姿も見える。
そこに、ようやく辿り着いた破近
「あれな、どう見ても花火やろ」
「えー? ちゃんとした狼煙、それも三号ですう」
こんなとぼけたくの一に破近、眉を潜め
「見てみ! 周囲に人だかりができてるやろ!」
これに周りに目をやった蕾
「こんなに大勢が見学ですかあ?」
「やろ?」
「じゃあ……」
それこそ真剣なる眼差しで
「一人十文もらいますう!」
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