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四十九
ここで、何と口を挟んできたのが
「二人とも話が脱線気味ですがあ?」
「あ、すまんすまん」
首をすくめた破近、傍らのむしろに目をやり
「ほな、緑丸。こいつが強敵と思ったため、まずは手裏剣にて傷を負わせ、その後に刀で致命傷を与えた……こうなるわけやな?」
「そう思いまつ」
「そこでや。実際この仏の体にはな、一切手裏剣の跡などないんで……」
少年、ご主人の言葉の先を続け
「ばれないよう、その部分をちぎったと思われまつ」
ここで、何と口を挟んできたのが
「二人とも話が脱線気味ですがあ?」
「あ、すまんすまん」
首をすくめた破近、傍らのむしろに目をやり
「ほな、緑丸。こいつが強敵と思ったため、まずは手裏剣にて傷を負わせ、その後に刀で致命傷を与えた……こうなるわけやな?」
「そう思いまつ」
「そこでや。実際この仏の体にはな、一切手裏剣の跡などないんで……」
少年、ご主人の言葉の先を続け
「ばれないよう、その部分をちぎったと思われまつ」
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