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四十八

「公儀隠密って……おまえの元同僚やん」


 これには頷いた緑丸


「は、はいでつ」


「ほんなら、ハットリはんの命を受け動いてるんやな?」


 この四文字に、過敏に反応する少年忍者


「まだ生きてたんでつね、あの爺」


 相手の言葉より、憎悪を感じ取った破近


「キッツイなあ」


「当然でつ。あんな人使いの荒いクソ爺など、知らないでつ。週二十刻(四十時間)超えた労働が続き、何度忍び基準局へ足を運んだことか」


「そうやったんか。ましてや未成年やしな」


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