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二十四
この時だった。襖の向こうより
「お奉行! ま、またもや無残な仏が!」
江戸は北に位置する板橋の林。検めているのは、年季の入った松と桜のお二人さんだが
「こ、こりゃまた!」
「う、うわっぷ!」
さすがに今度ばかりは初体験、思わず目を覆っている。
そこにやってきたのが、二匹の忍びを従えた吟味方
「またやわ……あ、おまえらは見ん方がええ」
こう気遣いながら、やはり原形をとどめていないものを見下ろし
「ホンマ、神出鬼没やな」
この時だった。襖の向こうより
「お奉行! ま、またもや無残な仏が!」
江戸は北に位置する板橋の林。検めているのは、年季の入った松と桜のお二人さんだが
「こ、こりゃまた!」
「う、うわっぷ!」
さすがに今度ばかりは初体験、思わず目を覆っている。
そこにやってきたのが、二匹の忍びを従えた吟味方
「またやわ……あ、おまえらは見ん方がええ」
こう気遣いながら、やはり原形をとどめていないものを見下ろし
「ホンマ、神出鬼没やな」
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