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二十三
そう声を荒げるも、ふと
「なんなら、四国松山城より『童子斬り安綱』でも取り寄せようぞ」
「何でっか? その無駄に長い名って?」
「ああ。あの頼光公が酒呑童子を斬ったとされる名剣じゃ」
この時、いきなり相手の額に手を当てた破近。そら、お奉行も驚き
「な、何をする!」
だが青き目、平然と
「熱でもあるんちゃうか、って」
「ね、熱とな? な、何故に?」
これに破近、呆れ顔で
「な、木俣はん? ホンマに鬼の仕業って思うてますん?」
そう声を荒げるも、ふと
「なんなら、四国松山城より『童子斬り安綱』でも取り寄せようぞ」
「何でっか? その無駄に長い名って?」
「ああ。あの頼光公が酒呑童子を斬ったとされる名剣じゃ」
この時、いきなり相手の額に手を当てた破近。そら、お奉行も驚き
「な、何をする!」
だが青き目、平然と
「熱でもあるんちゃうか、って」
「ね、熱とな? な、何故に?」
これに破近、呆れ顔で
「な、木俣はん? ホンマに鬼の仕業って思うてますん?」
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