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二十一
「他にはどない?」
「お客様は何名もお越しになられましたが、男一人というのはそのお方だけでして」
これを聞いた破近、大いに頷き
「ほなら、そのもんに間違いあらへん。で、どんな感じやったん?」
「どんな、と申されましても。重装備をされておられ、お江戸がここまで寒いとは……とか仰っておられましたが」
「そうでっか。ほなら、かなりの南から来たかもしれへん」
だが、ここで相手が
「そうそう。確か、伊豆から来られたとも」
「他にはどない?」
「お客様は何名もお越しになられましたが、男一人というのはそのお方だけでして」
これを聞いた破近、大いに頷き
「ほなら、そのもんに間違いあらへん。で、どんな感じやったん?」
「どんな、と申されましても。重装備をされておられ、お江戸がここまで寒いとは……とか仰っておられましたが」
「そうでっか。ほなら、かなりの南から来たかもしれへん」
だが、ここで相手が
「そうそう。確か、伊豆から来られたとも」
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