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十六
これに二人とも、先程と同じ言葉を口にし
「実際に、この目で鬼を見ただ!」
「仁王立ちで……それも長き刀を持ってましたって!」
「確かに長尺刀っぽいけんど」
こう言って傍らの仏に目をやった破近、すぐに
「藤はん? 鬼っちゅうたら、やっぱ金棒が定番ちゃうかいな?」
「いえ、この鬼は刀を武器していたと聞きます」
「そうなんや。ほな、悪事を繰り返した後はどないなったん?」
「確か、源頼光を始めとする討伐隊に斬り殺されたと」
これに二人とも、先程と同じ言葉を口にし
「実際に、この目で鬼を見ただ!」
「仁王立ちで……それも長き刀を持ってましたって!」
「確かに長尺刀っぽいけんど」
こう言って傍らの仏に目をやった破近、すぐに
「藤はん? 鬼っちゅうたら、やっぱ金棒が定番ちゃうかいな?」
「いえ、この鬼は刀を武器していたと聞きます」
「そうなんや。ほな、悪事を繰り返した後はどないなったん?」
「確か、源頼光を始めとする討伐隊に斬り殺されたと」
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