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十四
これに、少しは落ち着いてきた藤殿も
「ええ」
こう答えて、先程の紙切れを差し出してきたが
「何やねん、さけどんどうしって?」
これを聞いて、いきなり元気になったのが
「あらら? 貴殿ね、それって『しゅてんどうし』って言うんですよ。ホント、無知にも程が……」
こう見えても、手を出さぬ事で有名な吟味方……で、ここで出してきたのは、またもや足!
思いっくそけたぐられた菖蒲さん、ゴロゴロと転がり、再び気を失ってしまった。
これに、少しは落ち着いてきた藤殿も
「ええ」
こう答えて、先程の紙切れを差し出してきたが
「何やねん、さけどんどうしって?」
これを聞いて、いきなり元気になったのが
「あらら? 貴殿ね、それって『しゅてんどうし』って言うんですよ。ホント、無知にも程が……」
こう見えても、手を出さぬ事で有名な吟味方……で、ここで出してきたのは、またもや足!
思いっくそけたぐられた菖蒲さん、ゴロゴロと転がり、再び気を失ってしまった。
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