1550/3502
三
細き道とはいえ、ここは天下の東海道。無論数人の旅人が忙しくなく行き来するも、何やら前方が騒がしい。
「ん? どうした?」
これに気づいた男、だがすぐにその耳へと届いてきたのは
「ひ、悲鳴だと?」
驚きつつ先の方へと目を凝らしたその時、ぼんやりと誰かが立っているのが見えた――いや立っているというよりも、まるで通せんぼするかの如き仕草に
「だ、誰だ、貴様?」
訝る男、だが先へと進まぬ訳にもいかず
「そ、そこをどけ!」
細き道とはいえ、ここは天下の東海道。無論数人の旅人が忙しくなく行き来するも、何やら前方が騒がしい。
「ん? どうした?」
これに気づいた男、だがすぐにその耳へと届いてきたのは
「ひ、悲鳴だと?」
驚きつつ先の方へと目を凝らしたその時、ぼんやりと誰かが立っているのが見えた――いや立っているというよりも、まるで通せんぼするかの如き仕草に
「だ、誰だ、貴様?」
訝る男、だが先へと進まぬ訳にもいかず
「そ、そこをどけ!」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。