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五十

 それを確認しに集まってきた面々。早速それを見て、驚く明智様


「ホント! 『雪』に戻っている!」


 続いて菖蒲さんも


「ま、まさに雪舟そのもの」


 同じく絵を見ていた朝ちゃん、ここで振り返り


「緑丸よ。こいつはどういう事なんだ?」


「はい、親分さん。実は、伊賀にも同じような墨があるでつ」


「同じようなって?」


 これに


「その墨で字を書いても、時が経てば消えるのでつ。それを使って、敵にばれないように文字をしたためたものでつ」


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