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四十二

「南西でつ!」

 さすがに忍び、瞬時に方角を指す中


「わ、わかりましたあ! では……」

 だがこちらのくの一、ここで足を滑らせ


「あーれー、ですう!」


「つ、蕾さ……」

 しかし、すぐに下より聞こえてきた音


「地面に落ちたでつ!」


 無論、一方の屋敷内でも


「菊やん! 裏や!」


「はい、鈴木様!」


 そうは言っても、なかなか広き屋敷内。

 ようやくたどり着いた二人。数名の顔も見える中、そこで床を指差してるのが朝ちゃんで


「こら爆竹ですな」


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