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四十一
「あ、いえ……わかったでつ」
とは答えたものの神童、辺りに目を向けつつ小さき声で
「一、二……この僕を除いて全部で十人。すでに、この中へ混じってるかも」
そしてやってきた九つ
「ほな、皆はん。配置についてくれやっしゃ!」
やがて、日も暮れだした七つ半。屋根の上から見張っている
「緑丸。なんにも起こらないですがあ?」
「蕾さん。まだまだ一日は長いでつから……」
この時だった。いきなり二人の耳に聞こえてきた破裂音――
「あ、いえ……わかったでつ」
とは答えたものの神童、辺りに目を向けつつ小さき声で
「一、二……この僕を除いて全部で十人。すでに、この中へ混じってるかも」
そしてやってきた九つ
「ほな、皆はん。配置についてくれやっしゃ!」
やがて、日も暮れだした七つ半。屋根の上から見張っている
「緑丸。なんにも起こらないですがあ?」
「蕾さん。まだまだ一日は長いでつから……」
この時だった。いきなり二人の耳に聞こえてきた破裂音――
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