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二十四
「おそらくはな、その牢番こそがズサン様だったと」
この言葉に吟味方
「ホンマ、油断ならんやっちゃなあ!」
ここで本来の姿に戻った男、高らかに笑い出し
「ワッハッハ、ざまあみろってんだ! すでにあの方はな、おまえらの事を嗅ぎまわっておりなさる!」
だが破近、平然と
「こらまたデカイ口開けよってからに……ちっこい目のくせして」
これに二十衛門、薄っすらと涙を浮かべ
「もう、それ言うなって! 幼き頃からの悩みだったって!」
「おそらくはな、その牢番こそがズサン様だったと」
この言葉に吟味方
「ホンマ、油断ならんやっちゃなあ!」
ここで本来の姿に戻った男、高らかに笑い出し
「ワッハッハ、ざまあみろってんだ! すでにあの方はな、おまえらの事を嗅ぎまわっておりなさる!」
だが破近、平然と
「こらまたデカイ口開けよってからに……ちっこい目のくせして」
これに二十衛門、薄っすらと涙を浮かべ
「もう、それ言うなって! 幼き頃からの悩みだったって!」
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