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二十二
「ふーん、変装の名人で役者の心得まであるんか。そら難儀やな。で、おまけに神出鬼没て……っちゅうか、やっぱ目が点やな、おまえ」
相変わらずの軽口だったが
「でな……ん? 何、ポカンと口開けてんねん?」
だが、その声も届かぬ二十衛門
「お、おいって? どない……」
ここでようやく、その右の人差し指を前に突き出した男
「あ、あ……」
「んもう、人が話してる最中に!」
イラッとした破近、そのまま振り返ると――壁に何やら印が?
「ふーん、変装の名人で役者の心得まであるんか。そら難儀やな。で、おまけに神出鬼没て……っちゅうか、やっぱ目が点やな、おまえ」
相変わらずの軽口だったが
「でな……ん? 何、ポカンと口開けてんねん?」
だが、その声も届かぬ二十衛門
「お、おいって? どない……」
ここでようやく、その右の人差し指を前に突き出した男
「あ、あ……」
「んもう、人が話してる最中に!」
イラッとした破近、そのまま振り返ると――壁に何やら印が?
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