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二
「ま、よろしゅうおまんがな」
「何がよろしゅうなんだ? すでに姓の欠片もないじゃないか!」
そう憤慨している男、菊やんに向かって
「ちゃんと桜なる姓があるぞ」
「あ、桜殿。宜しくお願いします」
「ああ、こちらこそ」
そして先を進める破近
「その隣の丸眼鏡がな、藤はんやねん」
菊やんと年恰好も近い青年、笑顔で
「宜しくお願いします」
無論、菊やんの方も
「宜しくお願いします」
「でな」
次に破近、冷たき目線で
「それ菖蒲はんや」
「ま、よろしゅうおまんがな」
「何がよろしゅうなんだ? すでに姓の欠片もないじゃないか!」
そう憤慨している男、菊やんに向かって
「ちゃんと桜なる姓があるぞ」
「あ、桜殿。宜しくお願いします」
「ああ、こちらこそ」
そして先を進める破近
「その隣の丸眼鏡がな、藤はんやねん」
菊やんと年恰好も近い青年、笑顔で
「宜しくお願いします」
無論、菊やんの方も
「宜しくお願いします」
「でな」
次に破近、冷たき目線で
「それ菖蒲はんや」
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