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百六十四 完
「うむ。良き心がけじゃ……で、そのわがままと申すのはな」
葉隠様、相手の目を見据え
「この甲斐から出ていくがよい!」
これには菊やん、先程よりもさらに大きく目を開き
「わ、私めに、この国を出よと? 葉隠様は、そこまで私めの事を……」
「菊水よ。まだ話は終わっとらん」
「も、申し訳ございません」
「うむ。それでじゃ、ここを出たおまえを待っているのはな」
ここでにじり寄る相手、そしてニヤリと
「……お江戸は南町じゃて!」
あー長かった。
「うむ。良き心がけじゃ……で、そのわがままと申すのはな」
葉隠様、相手の目を見据え
「この甲斐から出ていくがよい!」
これには菊やん、先程よりもさらに大きく目を開き
「わ、私めに、この国を出よと? 葉隠様は、そこまで私めの事を……」
「菊水よ。まだ話は終わっとらん」
「も、申し訳ございません」
「うむ。それでじゃ、ここを出たおまえを待っているのはな」
ここでにじり寄る相手、そしてニヤリと
「……お江戸は南町じゃて!」
あー長かった。
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