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百四十五
「ほな、もう一度だけ聞きますわな」
またもや上手側に目やる破近
「小宮山はんと一緒に、金々館に行ったお方は?」
これに今度は右端の二人が立ち上がり、その内の一人が
「河と申しますが、この私と隣の者二人で」
「さいでっか。で、そん時、おたくらの取った行動っちゅうんは?」
「はい。玄関にいたところ、中より矢車様が……」
ここで河さん、喜助に目をやり
「その者を引きずるように連れてこられ、すぐに役所までしょっぴけ、と」
「ほな、もう一度だけ聞きますわな」
またもや上手側に目やる破近
「小宮山はんと一緒に、金々館に行ったお方は?」
これに今度は右端の二人が立ち上がり、その内の一人が
「河と申しますが、この私と隣の者二人で」
「さいでっか。で、そん時、おたくらの取った行動っちゅうんは?」
「はい。玄関にいたところ、中より矢車様が……」
ここで河さん、喜助に目をやり
「その者を引きずるように連れてこられ、すぐに役所までしょっぴけ、と」
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