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百四十
そして、そのまま壇上に目を移し
「葉隠様! 故にこの喜助の言葉、その全てが偽りかと!」
だが、優柔不断なご本人が口を開く前に
「あらま、おたくはん? 『異議あり!』っちゅう文句、忘れてまっせ」
これにギロリと矢車さん
「な、何をつまらん事を!」
「ま、ええけんどな」
大袈裟に両手を広げ、首をすくめた破近。そしてお次は、相手の背後に向かって
「で、聞きますけんど。荷車はんと一緒に金々館まで参られたんは、どなたでっか?」
そして、そのまま壇上に目を移し
「葉隠様! 故にこの喜助の言葉、その全てが偽りかと!」
だが、優柔不断なご本人が口を開く前に
「あらま、おたくはん? 『異議あり!』っちゅう文句、忘れてまっせ」
これにギロリと矢車さん
「な、何をつまらん事を!」
「ま、ええけんどな」
大袈裟に両手を広げ、首をすくめた破近。そしてお次は、相手の背後に向かって
「で、聞きますけんど。荷車はんと一緒に金々館まで参られたんは、どなたでっか?」
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