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百三十三
反射的に振り向いた矢車さん、驚愕の眼差しにて
「き、菊水! 血迷うたか!」
だが、相手は頭を下げ
「申し訳ございません」
そう言って、すぐに顔を壇上に向け
「ただ私めは、事の真偽を確かめたいだけで」
ここまで言われると、公明正大でなる御仁としては
「よ、よく言うた! それこそが役人たる者じゃ!」
「有難うございます」
深くお辞儀をし、中央へと進む菊やん。今度はその背に向かって
「貴様。この役所におれぬようしてくれるわ!」
反射的に振り向いた矢車さん、驚愕の眼差しにて
「き、菊水! 血迷うたか!」
だが、相手は頭を下げ
「申し訳ございません」
そう言って、すぐに顔を壇上に向け
「ただ私めは、事の真偽を確かめたいだけで」
ここまで言われると、公明正大でなる御仁としては
「よ、よく言うた! それこそが役人たる者じゃ!」
「有難うございます」
深くお辞儀をし、中央へと進む菊やん。今度はその背に向かって
「貴様。この役所におれぬようしてくれるわ!」
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