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百二十六
だがこの問いに答えることもなく、破近の方に目をやった福神さん
「わしの出番は、ここまでじゃ」
と言うや否や、さっさと元いた場所へと帰っていった。
「おおきに!」
一つ礼を述べた破近、その目を葉隠様に向け
「今のが一番目の事実ですわ」
「さ、左様でござるか」
いまだ首を傾げてた相手だったが
「ん? 一番目とな? まだ他にも何か?」
「んだんだ。実はでんな、その金々館のいたる部屋の畳やら下の板やらが外されておりましたんや」
だがこの問いに答えることもなく、破近の方に目をやった福神さん
「わしの出番は、ここまでじゃ」
と言うや否や、さっさと元いた場所へと帰っていった。
「おおきに!」
一つ礼を述べた破近、その目を葉隠様に向け
「今のが一番目の事実ですわ」
「さ、左様でござるか」
いまだ首を傾げてた相手だったが
「ん? 一番目とな? まだ他にも何か?」
「んだんだ。実はでんな、その金々館のいたる部屋の畳やら下の板やらが外されておりましたんや」
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