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百十八
葉隠様、これに合わせて奥の襖より姿を現し
「本日も、いつも同様に公明正大なる裁きをいたす!」
とは威勢良く仰ったものの、練習の成果もなく声が裏返ってしまったし、おまけに名乗るのすらお忘れになられた御様子。
一方、ただひたすら頭を下げる喜助
「お、お願いですから、お助けを!」
これを、少々離れたところより眺めている破近
「あいつ。何や、壊れたからくり人形みたいやわ」
これに姐さんも
「フッフッフ……ホントですねえ」
葉隠様、これに合わせて奥の襖より姿を現し
「本日も、いつも同様に公明正大なる裁きをいたす!」
とは威勢良く仰ったものの、練習の成果もなく声が裏返ってしまったし、おまけに名乗るのすらお忘れになられた御様子。
一方、ただひたすら頭を下げる喜助
「お、お願いですから、お助けを!」
これを、少々離れたところより眺めている破近
「あいつ。何や、壊れたからくり人形みたいやわ」
これに姐さんも
「フッフッフ……ホントですねえ」
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