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九十四

 すると襖の向こうより


「佐吉でございます」


 これに、あんぐりと口を開けてる姐さん


「ひょ、ひょっとして、子分さんってお一人?」


 だが晩内さん、澄ましたまま


「いろんな組より、引き抜きを食らいましてな」


「はあ」


「で、四菱の件で……」


「それはもうよろし!」

 キレ気味の姐さん、襖から入ろうとした若者にも


「おたくは早く行きんさい!」

 もはや喋ることもままらなぬ姐さん


「一人にしといてくださいな!」


と、ふて寝を決め込んだ。


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